嘱託社員とは?正社員や契約社員との違いについて

嘱託社員とは有期の雇用契約を結んで仕事に従事する労働形態の一種です。あまり見かけない漢字ですが、「嘱託」は”しょくたく”と読みます。嘱託とは”仕事を任せる”といった意味があります。委託に近い意味ですね。

契約社員や準社員、アルバイトと同様に法的な定義付けはされていません。用法は会社によって異なります。ただ、アルバイトや契約社員などに比べると使用頻度は低い印象があります。

嘱託社員の特徴

嘱託社員がどのような雇用形態であるかは、それぞれの会社によって異なるのですが、最も多いのが「定年後も引き続き雇用する場合」に嘱託社員として契約するというケースです。このため、求人情報として嘱託社員を募集するという場合はあまりありません。

なお、大学講師や公務員(市役所の職員など)の非常勤職員のことを嘱託職員と呼ぶことがあります。少し例外的ですが、役所の職員募集情報などではよく用いられる言葉とも言えます。

正社員と嘱託社員の違い

正社員と嘱託社員の違いは明確です。正社員は雇用期間に制限がないのに対して、嘱託社員は有期雇用という違いがあります。

契約社員と嘱託社員の違い

「嘱託社員と契約社員の違いは何ですか?」という質問をよく耳にします。結論から言えば両者の違いはありません。冒頭でも書いたように法的な意味づけがされていないために会社によって微妙に使われ方が異なります。



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